新聞でワープロの買取業者の広告を見つけました。品番と状態によっては十五万円を超える買取金額の物もあるようで驚きました。思い立ち、押入れを整理すると二台の古いワープロが出てきました。一台だけだと思っていたのですが、もう一台は二十代半ばの私が生まれるさらに前に購入した品物だったようで、記憶に残っていなかったようです。あまり期待を込めずに電源ボタンを押すと、なんと二台とも正常に電源がつきました。さらに驚くことに、古いほうのワープロには亡くなった祖父が書いた日記のバックアップが残っていました。日付は1997年のものでした。売ってしまうつもりでしたがワープロの耐久力に驚き、祖父の思い出もよみがえったので当分は売らずに残しておこうと思います。